結局英語が話せないのは、変わるのが怖いから。

前回の続き。

バンクーバーの図書館で受けていた英語の体験レッスンで、私は他にも先生から、
"あなたは英語をどうやって勉強してきたの?"
という質問を受けた。

”どうやって?
 単語を覚えたり・・・
 文法の問題を解いたり・・・
 あと英語の本を読んだり・・・
 英語のCDを聞いたり・・・
 英語で日記を書いたりしてです。"

”なるほど。
 それで英語、
 話せるようになった?"

"・・・・・・No. (なってません。だから私はここにいるんです・・・!)"

さらに先生に
"あなたは英語をどれくらいの期間勉強してきたの?"
と聞かれた。


どれくらいの期間・・・中学から英語の授業が始まって、高校と、大学でも一年生の時だけ英語の授業があったからこれで既にもう七年。二年生以降も、大学の方針で一年に一回か二回はTOEICを受けるようになっていたので、自分の専攻に直接関係はないものの、英語に興味はあったので「せっかく受けるなら」と、試験の前に勉強したりしていた。
就職してからも、「一日15分でも毎日コツコツ続けるのが大事」と書いてあった英語の勉強本を信じて、通勤時や昼休みに英語をiPodで聞いたり。。。

そしてカナダでもESL(英語学校)に通って同じような勉強を続けていた。

ということは。

ざっと計算しても、既に10年も英語を勉強していたという事実に、
そこで初めて気がついた。

"・・・大雑把にだけど、もう10年くらいです。。。"

”そっか。
 それじゃあ質問なんだけど、
 あなたはこれまで10年かけて英語を勉強してきたんだよね?

 それで、その「10年かけたけど上手くいかなかった勉強法」をこれからも続けていって、
 いつか英語は話せるようになると思う?

 あともう10年かければ、話せるようになると思う?
 それとも20年?
 30年?"


"・・・・・・!"



それまで私の周りには、「頑張って『勉強』しさえすれば、一日10分でも15分でもコツコツ努力をしさえすれば、
"いつか" 英語は話せるようになるはずだから頑張れ」、と言う人ばかりだった。

だから自分も「そんなものなのかな」と思って、「勉強」をし続けてきたけれど、
でも実際のところどんなに努力をしても、
単語を覚えて文法を覚えて英語を書いて読んでも、
いっこうに話せるようにならないのが
ずっと疑問だった。

でもそれ以外に方法があるなんて分からないから、
私は「自分が既に知っていて、慣れている方法」に
すがり続けるしかなかった。

だから先生のその言葉でハッとした。


"No.....I don't think so......! (そうはならないと思います・・・!)"
と私が言うと、
先生は、
"だったら、違う勉強の仕方、知りたくない?"
と言う。

”違う勉強の仕方?
 知りたい!
 どうやって英語を勉強したらいいんですか?
 何かいい方法があるんですか?"
と勢い込んで聞く私に、先生は一言。

"Experience. (経験だよ) "

"経験?!"


そうして先生は、
すべての人間がこの世に生まれた時から、誰にも教わることなく自然に始める言語学習のステップ
それには、「経験の時期」と「知識の時期」がある(詳細は「経験」が抜け落ちた英語学習で、英語は身につく?を参照。)のだが、
なぜか母国語以外を学習する時にはみんなそれを忘れて、知識の時期だけに時間を費やすからいつまで経っても話せるようにならないのだということを説明してくれた。

先生の話は、どれも初めて聞くことばかりで、目から鱗だった。

自分が長い歳月をかけて日本でやってきた英語の勉強の仕方は、
話せるようになるために全く効果的ではなく、
さらに日本でしていたことと同じことを、カナダに来てもなお続けていたということ、
そして結局、それらは全部「間違っていた」と認めることは、
私にとっては「痛い」ことだった。

10年も間違った方法のために苦しんでいたなんて、
今までの苦労は一体何だったのだ・・・

私に「うまくいかない英語の勉強法」を教え続けてきたすべての人に、
私が英語に費やしてきた時間とお金を返してもらいたい、
と思った。

でもどんなに「勉強」しても、
学校のテストやTOEICで点を取っても、
いっこうに話せるようにならないのがずっと疑問だった私は、
やっと明確な答えを見つけることができて嬉しかった。

十年前に英語が話せなかった自分が今も英語を話せないのは、
自分の努力が足りなかったからでも、
自分に根性がないからでも何でもない。

それはただ単に、勉強の仕方が間違っていたから・・・・・。

けれども体験レッスンが終わって家に帰った私は、
前回も書いた通り、
レッスンを受けるかどうか悩んだ。

これまでに何度も書いてきた通り、
ネイティヴスピーカーどころか、
ESL(英語学校)のクラスメイトからすら英語をからかわれ、
学校の先生にも"あなたは吃音障害がある"と言われたほどの私の英語である。(英語を効果的に勉強する:2を参照。)

先生が言う「今までとは違う英語の勉強の仕方」で
この私が本当に
英語を話せるようになるんだろうか???

頭では、
今までやってきた方法ではうまくいかないということがはっきりした以上、
何かを変えなくてはならないのだろうと分かってはいるものの、
その日初めて会った人からの、初めて聞く話。
そんな「未知の世界」に飛び込むことは、
やっぱり怖かった。

人間誰しも、
例えそれが間違っているとわかっていても、
既に自分が慣れていることを続けていく方が
安心を感じるものなのだ。

だからその日先生から聞いたことを無視して、
効果がないながら既に10年もやってきた、「自分が慣れている英語の勉強法」を続けていく方が、
ずっと楽なようにも思えた。

先生がレッスン料だけ受け取って姿を消してしまう可能性(その頃は先生のオフィスなんて存在しなかった。)、
レッスンを受けても自分の英語は伸びない可能性・・・

そういう不安もあるにはあったけれど、
今思うと結局私は、
それまでの慣れた勉強法を捨てて新しい勉強の仕方に変えるということが
怖かった、のだ。

でも最終的に先生のレッスンを受けようと決めることができたのは、
「変わることに対する恐れ」よりも、
英語で話しかけても相手に理解してもらえなくて、
私も相手が言っていることが分からなくて、
もう20歳を超えたれっきとした大人なのに、
まるで自分が小さな子どものように感じるし、
周囲からもそのように扱われる、
「そんな状態が悔しくてたまらない」、という感情の方が
勝っていたからなのではないかと思う。


あの先生が、どうやら新しい(珍しい?)勉強の仕方を知っていて、
それを教わるチャンスがあるのなら、
今それを掴むしかないんじゃないかと
私は思い至った。

"今" を逃したら、私は結局、これまでと同じ方法で英語を勉強し続けて、

10年後、20年後、30年後・・・


そこには相も変わらず「英語が話せない自分」がいるんじゃないかと思った。


チャンスの女神には、
前髪しかない。

私はようやく決意した。


こうして石橋を叩いても渡らない性格だった私は、
レッスンを受けると決めた瞬間にほんの少しだけ変わることができたわけだが、
"変化を恐れるCoco" は自分の中に存在し続けていた。

それに気づくことができたのは
後日のレッスン中だった。(英語上達を阻害する、日本人の"メンタルブロック"を参照。)

ようやく、
私の"変わることに対する恐怖"はなくなり始め
そうしてその"恐怖"が減っていくのと反比例するように、
私の英語は伸びていったのだった。


*お知らせ*
私がバンクーバーで英語を習っていた先生が、日本でも英語を教えてほしいとの依頼を受け、また前回のレッスンの続きのために今日本に滞在しています。今のところ、東京、大阪、京都、岡山、広島、福岡でレッスンをしていますが、ご希望があれば最寄りの新幹線の駅まで伺うことが可能です。

もし私の先生のレッスンを受けてみたいという方がいらっしゃればご連絡下さい。無料の体験レッスンを受けて頂けます。日本にいながらにして、英語のカルチャーを学ぶ方法、英語を効率的に早く伸ばす方法、余計なお金や時間をかけずに不安なく留学・ワーホリする方法なども含んだレッスン内容となっています。(日本でのレッスンを受けることで今後海外に行ったり、バンクーバーでもレッスンを受けなければならないといった制限はありません。)

石橋を叩いて「渡りたい」という方は、お早めにご連絡ください。

携帯のアドレスだと、パソコンからのメールを拒否するように自動的に設定されていることがあるので、できるだけパソコンから閲覧可能なアドレスで連絡下さるようお願いします。

既にご連絡先をお知らせ頂いている方で、私または先生からのメールがまだ届いていないという方がいらっしゃれば至急ご一報下さい。(私は先生の代理人でもなければ先生のオフィスの人間でもないので、レッスンの場所、日程や費用などに関するご質問は先生の方へ直接お願いします。)
*今回レッスンを始められた方から、また前回の続きを受けられている方からの感想お待ちしています。


     *お役にたちましたら、ポチッと応援いただけると、大変嬉しいデス♪*
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コメント

Re: はじめまして

麻衣さん

コメントありがとうございます。

メールをお送りさせて頂きました。

Coco
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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

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