ESLでの生徒一人当たりの持ち時間と、日本の英語教育。

私たち多くの日本人は英語の「勉強」を中学校に入学した時から始め

高校を卒業するまでの6年間もの時間を費やして、

それでも

英語を喋れない日本人の方が「普通」で、

英語が話せる日本人の方が「特別」になってしまう

その理由は何なのか。



私のバンクーバーの日本人の女友達(英語のカルチャーの中でどう考えて、行動するか。でデポジットについて悩んでいた友達)が、
「Cocoに会わせたい日本人の友達がいる」と言うので、
ある日皆で会うことになった。


なぜ彼女が私に友達を紹介したかったのか、
話を聞くうち、
どうやらその友達が「英語が伸びなくて悩んでいるから」だと分かってきた。


彼は「ESL(英語学校)に通っているのだけれど、英語が話せるようにならない。」としきりに嘆いていた。

"It's a waste of time! (学校に通うなんて時間の無駄だ!)" と、そこだけ英語で言う彼に

「何で? 何でそう思うの?」と聞いてみたところ、

「だってあんな授業で英語が伸びるわけないじゃん。
俺、授業時間をクラスメイトの数で割ったんだよね。そしたらさ、一人当たりの持ち時間、一日で何分だったと思う?

10分!
10分だよ、信じられる?

あれだけのお金払って、俺は学校で一日に10分しか持ち時間がないんだ。それは英語、話せるようになるわけないよなあ。。。」


彼にその計算についてさらに詳しく聞いたところ、

彼が学校で受けている授業の時間は一日およそ5時間=300分間。

彼は3つのクラスを受けており、午前中の三時間が一つ目で、クラスメイトの数は10〜13人。

二つ目と三つ目のクラスは午後に一時間ずつで、クラスメイトの数は午前のクラスとほぼ同じ。

だから彼は計算を簡単にするため10人×3つのクラス=30人 としたのだそうだ。


そして300分間を30人で割ってみると、

・・・・・・・

一人10分という持ち時間が導き出されるのであった。


「でも現実には先生が授業の大方の時間を喋っている(だから私はESLに通っている時、スピーキングのクラスを受けているはずなのに、リスニングのクラスを受けているようだと感じることがよくあった) から、実際の持ち時間はもっと少ないのでは・・・」と恐る恐る言ってみると、

「正解! 君分かってるね!」と言われた。


語学学校では、10人以上の生徒に対して1人の先生が教えるという、そのシステム自体も問題かもしれないが、

でももっと大きな問題は、母国語を習得する際には誰もが通ってきた、言語習得の最も自然で最も楽なステップ を、外国語を習得しようという時には思いっきり逆行して、しかもいくつかのステップはすっ飛ばして教えているということなのではないかと、
私は思う。



すると私の友達が、
「でも日本人で、自分の英語が伸びないのは学校のせいだって表立って言う人ってなかなかいないよね。

学校に行ってもだめだったのは、自分の努力が足りなかったからだ、とか、
英語が話せるようになるには相当の時間がかかるのだ、とか、理由をつけて、
学校の勉強が英語が話せるようになるために本当に意味のあるものなのか、少しも疑うことをしないから、ただ学校に行って、かつ学校を卒業してもまだ同じ勉強の仕方(単語と文法を覚えて覚えて覚えて・・・忘れる)をし続けるじゃない。

日本人は詰め込み教育、
教師のいう事をただ黙って聞いて受け入れて、理解できなくともとりあえず丸暗記する、
そういう教育をずっとされてきたから、学校に行きさえすれば間違いないと思う傾向が他の国の人に比べて確かに強いよね。あ、韓国はまた別ね。

だからカナダでESL(英語学校)に行ってた時、韓国と日本以外の国から来た人たちが、授業中先生が喋ってる時でも関係なく口を挟むし、質問しまくることに軽くショックを受けたもん。(私もショックを受けた。→英語でミスすることを、怖れない。2を参照。)


表立って言う人がいないから、日本人が、
英語の勉強は学校に通ってするもの、他に方法なんてないと思い込み続けてるままなんだよ。

だから、Coco、そのことブログに書いてよ。」

と言われた。




たしかに、日本人の学校崇拝は根強くて根深いものだと思う。


私と同様に、日本の学校で英語を「勉強」してきた私の両親は、私が小さかった頃から「英語が話せるようになったらいいだろうねえ」と言い続けて、
今も英語が話せない。


彼らが若かった頃は
今ほど世界のグローバル化は進んでいなかったし、
戦後日本人の人口は増え続けたから
経済は右肩上がりで、

別にわざわざ外国を相手にしなくても、

別に英語なんて話せなくても、

日本人を相手に、日本語だけ話すことができれば、十分だったかもしれない。


でも今は、

そういう時代じゃない。




私が日本にいた頃持っていた、ある日本メーカーの携帯の
言語表記の選択肢には
日本語と英語しかなかった。


カナダに渡る前、携帯ショップに行って、
その使い慣れた携帯を見せながら「これカナダでも使い続けることができますか?」と聞いたところ、
「電話やメールはできるが、日本国内の料金よりずっと高くつく」と言う。

ではカナダの携帯ショップと契約して使い続けることはできないのかと聞くと
「それはできない。もともと海外旅行や出張など、短期での使用を想定しており、
海外で長期間使われることは想定していない」、と言われた。


その携帯をカナダで使うことは諦め、バンクーバーに着いてから携帯を買いにショップに行くと、
カナダにアメリカに韓国、台湾、フィンランドと、色々な国の色々なメーカーがあったが、
その中に日本メーカーのものは一つもなかった。

そして一番安いということで仕方なく買った、韓国製の携帯(私が行った携帯ショップで一番安かったのがその携帯で、カナダに来たばかりで知識がなかったために買ってしまった、型落ちもいいところの古〜い携帯)の言語表記の選択肢を見てみると、
韓国語と英語はもちろんのこと、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語・・・


性能も機能も日本の携帯の方がずっと優れていて使いやすかった。

韓国の携帯にはワンセグもおサイフケータイ機能もGPSだってついていなかった。


でもそんな携帯ですら、始めから日本の携帯の数倍の言語圏で使われることを想定して作られているのだなあ、日本のメーカーは最初から「世界で商品を売る」なんて考えていないんだなあ、とその時思った。




そういう、「時代の変化についていけなかった日本のメーカー」が今どうなっているかは誰もが知っている通りで、

さらにその変化に気づいてもなお、古いやり方、「昔は上手くいっていた方法」を変えたくないのが日本のメーカーで、

それってそっくりそのまま「日本人の英語の勉強」にも当てはまるんじゃないかと、
私は二人の話を聞きながら思っていた。




*お知らせ*
私がバンクーバーで英語を習っていた先生が、日本でも英語を教えてほしいとの依頼を受け、また前回のレッスンの続きのために今日本に滞在しています。今のところ、東京、大阪、京都、岡山、広島、福岡でレッスンをしていますが、ご希望があれば最寄りの新幹線の駅まで伺うことが可能です。
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(↑仕事の空き時間に、桜を鑑賞したらしい先生より。)

もし私の先生のレッスンを受けてみたいという方がいらっしゃればご連絡下さい。無料の体験レッスンを受けて頂けます。日本にいながらにして、英語のカルチャーを学ぶ方法、英語を効率的に早く伸ばす方法、余計なお金や時間をかけずに不安なく留学・ワーホリする方法なども含んだレッスン内容となっています。(日本でのレッスンを受けることで今後海外に行ったり、バンクーバーでもレッスンを受けなければならないといった制限はありません。)

石橋を叩いて「渡りたい」という方は、お早めにご連絡ください。

携帯のアドレスだと、パソコンからのメールを拒否するように自動的に設定されていることがあるので、できるだけパソコンから閲覧可能なアドレスで連絡下さるようお願いします。

既にご連絡先をお知らせ頂いている方で、私または先生からのメールがまだ届いていないという方がいらっしゃれば至急ご一報下さい。(私は先生の代理人でもなければ先生のオフィスの人間でもないので、レッスンの場所、日程や費用などに関するご質問は先生の方へ直接お願いします。)
*今回レッスンを始められた方から、また前回の続きを受けられている方からの感想お待ちしています。


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コメント

Re: 初めまして!

ゆきさんへ
はじめまして、
コメントありがとうございます。

オーストラリアWH、すてきですね!

先ほどレッスンの詳細についてのメールをお送りさせて頂きましたので
ご確認ください。

よろしくお願いします。

Coco
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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダで~2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、バンクーバーで学んだある方法であっという間に英語が話せるようになりました。(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。
現在は都内企業で翻訳の仕事に従事・英語レッスン主宰・留学カウンセラーの3足のわらじを履いています。忙しいですが、とても充実した時間を過ごしています。
私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「こんなのウソに決まってる、アリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。
「英語を暗記しない」、「英語は簡単」など、常識とは反対のことを言っていますのでそう思われる方もいらっしゃって当然だと思います。
「今のまま英語の勉強を続けても英語が話せている自分が想像できない」、
「留学やワーホリを考えているが、英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?」など、今までとは少し違う英語の勉強方法にご興味がある方。英語を使って仕事にボランティアに旅行に友達作り、自分のゴールを達成するワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

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  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンでも3泊4日の集中レッスンや1ヶ月の集中レッスンが行われています。
    ◆オンラインレッスンも始まりました!
    ◆レッスンをフィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのインスタとツイッター
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