これがカルチャーを “身につける” ということ。

英語のために海外に行くことができる、日本人の恵まれた環境。にも書いた、
カンボジアで「5ヶ国語を操る6歳児」にいたく感銘を受けた彼とまた話をする機会があった。

今度は、カナダの前にマレーシアで経験した話である。
これも私にとってすごく興味深い話であった。


カナダに渡る前、
生まれてこの方日本を一度も出たことのなかった彼は、どこでもいいから「海外に慣れるため」、マレーシアへ友達と旅行したのだそうだ。(「なぜマレーシアにしたのか」尋ねると、「たまたま安い航空券があったから」と言っていた。この時にはカンボジアには行かなかったらしい。)


初めての海外旅行ということもあり、色々なガイドブックやインターネットで情報を集めたそうなのだが、
どれにも「買い物時には値段交渉してみよう」と書いてあった、らしい。

でも彼は、本当にそんなことできるのか? 値切るなんて・・・恥ずかしくないか?

と、信じられない気持ちだったのだと言う。

日本で「値切る」などしたこともないし周りにしている人もいないので、
あまりピンとこなかったと言う。


たしかに、私もカナダに渡る前、学生だった頃に韓国に行ったことがあるのだが、
電器屋でテレビを買うとか、値の張るものなら分かるけれど、韓国ではちょっとしたものを買うのも必ず値切るなんて、
行く前は不思議な感じだった。

日本だと、値段交渉しようとするとイヤな顔をされるイメージがあったからだ。

でも実際行ってみると、品物に値段シールが張られていない→店員に値段を聞かなければならない→値段を聞いて交渉スタート、という流れになっているということがよくわかった。

それほど高額な買い物をしたわけでもないから数十円、数百円くらいが安くなっただけでも、交渉自体は楽しかったのを覚えている。



ただしその彼の場合は、同行した友達が東南アジアを含め何度か海外に行ったことのある人だったので、

「日本で『日本人用の値段』と『外国人用の値段』なんて感じたことないだろうけれど、世界には、『現地人用の値段』と『外国人用の値段』が明らかに存在する国があるということ、

“日本人だから”、現地の人の何倍も何十倍もの値段を求められることがあるから、
そこは交渉しないといけない。」と教えてくれたのだと言う。


そして実際に友達が市場で、最初に提示された価格の半分で小物を購入している姿を見て

衝撃を受けるとともに、

彼は「自分にもできるかもしれない・・・」と思い始めたらしい。


市場でぶらぶらするうち、ふと、皮製と思わしき「いいな」と思うブレスレットに目がとまったので、友達にもついてきてもらって聞いた値段は、

日本円にして、

一万円くらい。



「・・・これはふっかけられている」と感じた彼は、

日本円で500円に相当する現地価格を言い張り、

とうとう生まれて初めての「値切り」に成功した。


カタコトの英語と、電卓も使いながら、

1/2どころか、最初に提示された価格の1/20にまで下げてもらうことに成功したのである。

(というか私はこの話を聞いて、なるほどマレーシアのマーケットではそもそも値段なんてあってないようなものなのだな・・と思った。)


これ以来、彼は「値切る」ということに対する抵抗がなくなった。

その後マレーシアでは、「まずはなんでも交渉する癖がついた」と言っていた。


そして驚いたのが、その後一旦戻った日本で、地方に数日旅をしたとき、お土産を買ったり宿をとるのも「値切れたんだよ」、と彼が言うことだった。

お土産というのはまだ想像がつくが、

私は日本で宿が値切れるとは知らなかった。


彼が言うには、「飛び込みで旅館やホテルに入って、値段を聞いて、宿泊を渋ると、数千円安くしてくれたりしたことがあった」らしい。


「もしマレーシアに行っていなかったら、日本でも値切ってみようなんて、思いもしなかった。」
とも言っていた。



私は「あー、これがカルチャーを身につけるということだな」、と思った。


今まで自分の中にあった既成概念が崩れて、
それまでの自分にはなかった、
新しいものの見方、考え方、振る舞い方ができるようになること。

それまでできなかったことができるようになるということ。



私が、
「値切るって、カナダではあんまりしないけど、アジアでは相当役立つスキルだろうね。」
と言うと、

彼は「うん、まあカナダではね。でもカンボジアとマレーシアではかなり使えた!あの女の子からはさすがに言い値で買ったけど・・・って、1ドルだけど!」

・・・と言っていた。



    *お役にたちましたら、ポチッと応援↓いただけると、大変嬉しいデス♪*
クリックの数によって、順位が上がっていく仕組みです。(一日一回更新されます)
 にほんブログ村 海外生活ブログ ワーホリへ


       

コメント

非公開コメント

プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

    キーワード別記事

    検索フォーム

    かうんたー

    ブログランキング

    ぶろぐえんとり

    blogramで人気ブログを分析

    らんきんぐ