日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由。;つづき

カナダで一番セクハラに受けやすいのは、私の経験やカナダ人の友達の意見からすると日本人である(日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由。)が、
では実際カナダにいる日本人の間にそのような問題意識があるかというと、
・・そうでもないんじゃないか・・・
という気が私にはする。

「セクハラに対する日本人の考え方」とは、
「セクハラを受けた側にもいくらかの過失がある。セクハラにあうこと自体恥ずかしいことだし、そのようなことを公にするのも恥ずかしいこと。」だから。

あまり表立って言う人もいないし、
日本人の間ではどちらかと言うと「タブー」とされるトピックではないだろうか。


問題は、その感覚のままカナダに行くと、カナダでは自分にどれだけの“権利”があるのかわからないので、
「変だな?」とは思っても、それが「カナダでは立派なセクハラになる」のだとは気がつかないこと。

だからイヤな思いをしても一人で抱え込んだりしてしまうし、

そもそもなぜ日本人がセクハラを受けやすいのかという、その理由が、日本とカナダのカルチャーの違いに起因するものだと気がついている人も、そう多くはないと思う。
(カルチャーとは?→英語を効果的に勉強する:1を参照。)


例えば日本では滅多にしないけれど、カナダではよく行われる、「ハグ」。

友達の話では、そのハグをセクハラに使う人も存在するようだ。

「Noと言えない、日本人のpolite(礼儀正しさ)」を利用して。


これまでに何度も書いてきたとおり、politeであることは日本ではものすごく重要かもしれない(friendlyとpolite 2つの文化の違い)が、
だからと言って、いくら相手がハグしてこようとしたからと言って、
こちらが「嫌だ」と思う限り、ハグを”しない権利”はこちらにある。

★★★★★★

私はカナダに渡る前に相談していたいくつかの留学エージェントに、
「カナダに行く前に何をしたらいいですか? 何を準備したらいいんでしょうか。」
と尋ねたことがある。

返ってきたのは、
「とにかく英語を勉強したらいいですよ。
単語を覚えたり、中高の教科書を復習したりしたらいいんじゃないでしょうか。
TOEIC対策の教材を勉強するっていうのもいいですね。」

・・・どこも同じ答え、
「単語と文法を勉強して下さい。」
だった。


でも日本人が海外に渡る前に必要なのは、本当にそんなことだろうか。

単語や文法を覚えてさえいれば、

自分が海外でどんなことに困る可能性があって、誰にアドバイスを求めて、どんなことに注意すればいいのか、

分かるものだろうか?


海外に行ってから初めてわかることなんてそれはもちろん沢山ある。

でも、行ってから、嫌な思いをしてからでは遅いものもある。

★★★★★★

私がまだバンクーバーでESL(語学学校)に通っていた頃、
家に向かって歩いていたときに、スーツを着た見知らぬ白人男性から声をかけられたことがある。

当時私はまだあまり英語が話せないし聞き取れなかったのだが、
彼に“どこから来たの?”と聞かれて、私が”日本”と言うと、
「アリガトー」とか「サヨナラ」とかいくつかの日本語を喋ってきたので、
私は少しほっとした(今思えば、彼の思惑にまんまとはまっている。)ことを覚えている。

続けて彼は英語で、”君はカナダにいつからいるの、何をしているの、英語の勉強?、今度遊びに行こうよ、電話番号教えて・・・”という風に、
私が何度も”Sorry?”(もう一回言ってもらえますか)と言う中でもイヤな顔一つすることなく、
質問をいくつもしてきた。

彼の質問に逐一短く応えながらも、「さすがにここで携帯の番号を教えるのはマズイだろう・・」と思った私は
”今携帯もってないです。番号も覚えてない。”
と何とか言った。

するとその人は”じゃあ僕の番号を教えるから電話して。いい?絶対だよ!”
と言って、紙に番号を書いて渡してきた。
彼の名前も一緒に。

”僕今度の火曜日ヒマだから、電話待ってるからね! ところで君の名前は?”

”Cocoです。”

”Ok, Coco! Nice to meet you!” (オッケー、Cocoね。じゃあね!)
と言って、彼は近くに停めていた車に乗り、去って行った。


彼が去ってから、私は思った。

日本でだったら、見知らぬ人から話しかけられても軽くかわすことができるはずなのに、
カナダではできなかった。

私に色々聞いてきて、いかにも怪しい人の話に耳を傾けてしまったし、携帯こそ教えなかったものの、名前を教えてしまった・・・。

しばらく歩いて家に着いた私は、もしもまだ彼がこの辺りにいて見られていたら・・・と怖くなって、その日は正門からではなく裏口から家に入った。


翌日ESLに行って、昼休みにたまたま早く教室に来ていた先生に、その話をした。

先生に”紙を見せて。”と言われたので渡すと、
”この名前、○○○(ある国の名前)系ね。その人マフィアだったかもしれないわよ。”
と言う。

私がびっくりして”マフィア!? な、何のために私に話しかけてきたの?”
と言うと、

”わからないけど、優しい顔をして近づいてきて外国に売り飛ばすとか、可能性はあるわよ。
いい、絶対電話しちゃだめよ。もうこの紙は捨てましょうね。”

と言われたので、私はその紙をビリビリに破いて捨てた。


「これからは道端で急に話しかけてくる人には注意しよう」と思ったが、
その後その男性を見かけることもなかったし、何事もなく過ぎていったので、
私は次第にその出来事を忘れていった。

今思うと、「いきなり話しかけてくる人、明らかにおかしいなと思う人に話しかけられたとき、どうすればよいのか」ということを
その先生に聞いておくべきだった、と思うけれど。


「日本でなら軽くできるようなことが、カナダだとできない。」

日本でも「NO」と言うなんて難しいのに、海外に行ったらいきなりできるようになるなんてことが、
あればよいのだが。


★★★★★★

カナダに渡る前、自分が「日本人だから」セクハラを受けることがあるかもしれないなんて、微塵も考えたことがなかった。

誰もそんなこと言わなかったし、
どこにも書いてなかったし。

だからエージェントに言われた通り、カナダに行く前にしておくことは「単語と文法の勉強」以外にはないのだとばかり思っていた。(と書くと、今後はセクハラについて言及するエージェントも出てくるのだろうかと、私は少し期待しているのだが。)


実際、自分がセクハラというものを経験したとき、当時個人で英語を習っていた先生に指摘されるまで気がつきもしなかったし、どうしてよいかまるで分からなかった。
カナダでセクハラを撃退した話。を参照。)


海外でセクハラを受けたとき、相手が利用しているのは「日本という"風船"の中に入っている日本人」なのだから、

私たちの方が変わらない限り、

カナダだけではなく他のどの国であったとしても、

日本流の考え方と行動の仕方を取り続ける限り、

今後も同じことが起こり続けるだろう。



*お知らせ*
私がバンクーバーで英語を習っていた先生が、日本でも英語を教えてほしいとの依頼を受け、また前回のレッスンの続きのために9月に再度日本に行きます。

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携帯のアドレスだと、パソコンからのメールを拒否するように自動的に設定されていることがあるので、できるだけパソコンから閲覧可能なアドレスで連絡下さるようお願いします。

既にご連絡先をお知らせ頂いている方で、私または先生からのメールがまだ届いていないという方がいらっしゃれば大至急ご一報下さい。(私は先生の代理人でもなければ先生のオフィスの人間でもないので、レッスンの場所、日程や費用などに関するご質問は先生の方へ直接お願いします。)



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コメント

Re: No title

reikaさんへ
はじめまして。
コメントありがとうございます。

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よろしくお願いします。

Coco

Re: はじめまして。

Rumiさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます。
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よろしくお願いします。

Coco

Re: 英語レッスンについて

shaoさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。

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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

カナダから帰国して、現在は都内企業で英語を使って働いています。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「こんなのウソに決まってる、アリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになってますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのインスタとツイッター
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
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