「日本人が英語を話すのは難しい」、は大間違い。3

私がバンクーバーで通っていたESL(語学学校)の授業である日先生がこう言っていた。
(そこにいたのは私とクラスメイト達、全員が日本人だった。)

”アジアの言語は英語とは全然違う。だからアジア人の発声器官はアジアの言語に適した作りになっている。何百年何千年の時間を経て、それがDNAレベルで固定されるようになった。だからアジア人が英語を発音するのは難しい。英語を自然に話せるようになるのも難しい。時間がかかるかもしれないけど、たくさん練習しないといけないよ。"、
と。

カナダ生まれのカナダ育ちでネイティブイングリッシュスピーカー、そして学校で教えているのだから英語の「専門家」である”はず”の先生がそう言うものだから、私は「そうなんだ~・・・。やっぱりアジア人の自分が英語が話せるようになるのはすごく難しいんだ。それで私も皆(クラスメイト)も、不自然な英語しか話せないんだ・・・」と思った。

その時はすっかり信じてしまった。

でも今になって思えば、
納得できないことだらけ。

その先生は「アジア人は英語が話せるようになるのは難しい」と言っていたが、
では両親がアジア人で、だから自分も身体的には完全にアジア人だけれど、母親がカナダに移民した後に産まれてそのままカナダで育ったアジア人の存在はどうなるのだろうか。

そういう友達や知り合いが私にも何人かいるが、
彼らが、英語が話せなくて、または英語の発音ができなくて、苦労した/している なんて、
聞いたことがない。

彼らにとって英語は "my mother tongue(母国語)" 以外の何でもなく、
むしろ中国語だったり韓国語だったり、両親の母国語、つまり本来なら自分の母国語になっていたかもしれないアジアの言語を第二言語として習得することに苦労していたりする。

彼らのDNAレベルで固定されていたはずの「アジアの言語に適した発声器官」は、カナダで生まれ落ちた瞬間に「英語に適した発声器官」に変わってしまったのだろうか?

・・・生徒達が不自然な英語しか話せない責任は自分にあるのではなく、
私たち生徒がアジア人だから自然な英語を話せるようにならないなんて、
そんなのただの言い訳である。

★★★★★

両親がどこの国の人であろうが
見た目がアジア系であろうが何系であろうが、
英語圏の国で生まれた子どもであれば誰でも自然に英語を話すようになる。
(日本人が間違えがちな、英語を学ぶ「目的」と、「手段」。を参照。)

それはなぜなら、ヒトが最も自然で最も楽に言語を身につけることができる5つのステップを、成長の過程で1番のカルチャーから順番に経験することができるから。


ESLに通って何ヶ月も経っても、私が「自然な英語が話せている」と思えなかったのは、その5つのステップのうち3つも抜けた英語の「勉強」を続けていたから、つまり「日本の伝統的な英語教育」をカナダにいてもなお受け続けていたからなのだった。

・・・つまり日本でしていた「勉強」とカナダでしていた「勉強」には、日本語で教わるか英語で教わるか、ただそれだけの違いしかなかったのである。

★★★★★

ESL(語学学校)に通っていた頃私は自分のカタカナ英語にすごく悩んでいた。
自分では正しい発音で英語を話しているつもりなのだけれど、通じない。何回直されてもどこが悪いのか分からない。ただ自分の発音が「すごく日本人ぽい」ということだけは周囲の反応からよくわかっていた。

それを先生に相談すると、私の発音がおかしい(カタカナ英語)のは、"吃音障害があるから"、だと言われた。(英語を効果的に勉強する:2)

けどこれも今考えると全然納得できない。

だって吃音障害なんて日本人だけに現れる類のものじゃない。
日本人とは人種も違う、例えば白人のカナダ人にだって、吃音障害がある人はいるはずだ。

ではカナダで生まれて育ったネイティブイングリッシュスピーカーでも吃音障害がある人は皆、カタカナ英語を話すのか?

日本の教材で英語を勉強することなど一生ないネイティブイングリッシュスピーカーがカタカナ英語を話すようになる・・・わけがない。

逆に言えば、英文の下に逐一カタカナでどう発音すべきか書いてあるという、そんな英語教材を音読して「勉強」していた私が、カタカナ英語を話さないようにならない方が難しい。(どんなに参考書を読んでも英語が「話せない」、理由。)

・・・私がバンクーバーで通っていた学校に英語を教える資格(免状)を持っている先生などほとんどいなかったということが分かるのは、学校を卒業した後、だいぶ時間が経ってからのことだった。

★★★★★


「日本人だから」、英語を発音するのは難しい、
「日本人だから」、英語が話せるようになるのは難しい、
「日本人だから」、英語が話せるようになるのは時間がかかる、
と、今まで数え切れない多くの人たちから言い聞かされてきた。

でもそれって全部、

「日本人だから」ではなくて 「日本の伝統的な英語教育を受けるから」、

難しくて時間がかかってしまっていただけである。


<関連エントリ:
過去と未来と、英語との関係。
「ワーホリの1年」は英語を習得するには長いのか、短いのか。>


*****

私がバンクーバーで個人で受けていた英語のレッスンの一環((“リアルな経験”の中で生きた英語を習得“リアルな経験”の中で生きた英語を習得:2))で、今年RV(キャンピングカー)でアメリカ縦断旅行をした生徒さんたち。(日本人が経験する、ワーホリの“王道”プランとは。;2の続き)

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コメント

Re: No title

kanaさんへ
はじめまして、
コメントありがとうございます。

メールを送らせていただきました。

Coco
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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

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