どんなに英語を勉強しても、「使えない」ワケ。

バンクーバー夜景
(↑バンクーバーの夜景。)

私がバンクーバーで個人で英語を習っていたレッスンでは、「教科書もなければノートもいらなかった。」と言うとよく驚かれる。(「話すための英語学習」と、「暗記するための英語学習」の、違い。)


ESL(語学学校)を卒業してからそのレッスンを受けることに決めて(英語習得を決めたもの=石橋叩いて、渡る勇気。)始まった、第一回目のレッスンにて。

体験レッスンの時に、"レッスンでノートは使わない"と言われていたので、私はノートを持っていくことこそしなかったけれど、小さなメモ帳とペンを「一応」持って行った。

だって筆記道具を使わない語学の授業なんて私はそれまでに経験したことがなかったから。
日本で学生だったときも、バンクーバーでESL(語学学校)に通っているときも、私は"ノートを取らなくていい"なんて言われたことがなかった、というかむしろノートを取らないと怒られるばかりだったから。

"ノートはいらない" ということはつまりレッスン中にノートを取る必要はないということだけれど、
何かを習う時に一切ノートを取らないというのはやっぱりどうしても不安だった。


だから第一回目のレッスンで、 私は先生が話し始めるやいなやペンを取り、メモ帳を広げた。

ひたすらメモ帳を見つめながら、先生が話すことを逐一書き取ることに必死になった。

何分かして、"あっ今何て言いましたか?聞き取れなかった。"と私が言ったとき、
遂に先生が言った。

"Coco、さっきから何をしているの?"
と。

"えっ何って・・。ノートを取っているのだけれど・・。"

"そっか、じゃあ聞くけれど、自分が今何についてノートを取っているのか、分かっている?"

"・・・分からない。(だってその時私は先生が何を言っているかを聞くことよりも書くことに必死になっていたのだから。)・・・というか分からないから、書く。"

"でも自分で何を書いているのか分からないのに、一体何のために書くの?"

"えっと・・後から見返して確認するために。今は分からなくても後で読み直して理解するために。だって書かないと憶えられないから。"

"Ok わかった。
書かないと憶えられない、んだね?
でもその、書いて、後から憶える、それって君が今までずっとやってきた英語の勉強の仕方じゃない?
その勉強の仕方で、英語が話せる、つまり使えるようになった?"

"・・・"(首を振る私。)

"だとしたら、今何を書いているのか分からないままにノートを取って、後から見直して、それで初めて理解するっていうのよりも、
今ノートを取ることを止めてまず理解することに集中した方がいいんじゃないかな?

"でも・・・ノートを取ってないと、絶対忘れてしまう。"
と言う私に先生は言った。

"Coco。本当に理解したら、忘れることはないから。 "
と。


私はそれでもやっぱり不安だったけれど、先生がそう言うからにはそこでひとまずメモ帳を閉じることにした。

メモ帳ではなく先生の顔をちゃんと見て話を聞くことにした。


★★★★★


・・・本当に理解したら、忘れることはない。

私がそれを実感したのは文法を習った時だった。

以前にも書いた通り、英語の文法というのは、動詞の形、原型かbe+ingか、時制が入るかどうかなどによって、パズルのように意味が決まってくる。

数学(算数?)の公式では1+1=2であって、答えは3でも4でもないように、
英語にも公式があり、それによって導き出される答え(意味)はいつも一つ。

だから
I study English.
I'm studying English.
I'm going to study English tomorrow.
I'm studying English tomorrow.
I will study English tomorrow.
の5つの文の意味の違いも、習った瞬間一気に明確になった。
(英語を効果的に勉強する:4)

そうやって習った瞬間に"本当に理解できた"ものは、その瞬間から使えて、しかも"忘れない"のだった。


★★★★★


理解しないままに得た知識は忘れてしまう。
でも理解してから得た知識は、忘れない。
(日本人が英語の文法を”キライ”、な理由?)


私はそれまで、
何を書いてるかはわからないけれど、 とりあえず書いておいて、後から見直して覚える。
それが「勉強」であり、覚えることがイコール理解することだと思っていた。

日本で学生だった頃は先生が黒板に書くことを 理解せぬままに丸写しをして、テストの前になって初めて読み返す(暗記する)ということをよくしていた。それでその時は理解したような気になってテストでも書ける(使える)のだが、でもそうやって憶えたはずのことは定期試験なり入試なり、テストが終わるとすぐに忘れた。
バンクーバーでESL(語学学校)に行っていたときも、やっぱりテキストやノートに先生が黒板に書くことや言うことを逐一メモをして、テストのために暗記して、テストが終わればもう使えない。。。

ただ勉強した気にだけはなっていた。


それまでの私がしていたことを整理すると、

1.メモをとる。(何についてなのか"分からない"ままに)
2.暗記する。(丸暗記だから応用はきかなかったりする。そしてすぐ忘れる。)
3.理解する。(理解した"つもり"。)
4.使う。(直後のテストでだけ、使える。)

ということになるのだが、
まず最初に「理解すること」から入れば、
そのプロセスは

1.理解する。
2.使う。

これでおしまい。

自分で何を書いているのかもわからず、「後から見直して考え直す」ためだけにノートを取るなんてことは不効率であり、
最初に「理解」をしてからノートを取った方が、何倍も何十倍も効率が良い。

ずっと時間が短縮される、かつ、忘れないというオマケもついてくるのであった。


<関連エントリ:
英語で考えて、英語で話す、ということ。>


    *お役にたちましたら、ポチッと応援↓いただけると、大変嬉しいデス♪*
クリックの数によって、順位が上がっていく仕組みです。(いつも応援ありがとうございます)
 にほんブログ村 海外生活ブログ ワーホリへ



       

コメント

Re: 体験レッスン参加希望です!

GENKIさんへ

はじめまして、

コメントありがとうございます。

メールをお送りさせて頂きました。

Coco

Re: Hello

KOZUさんへ

始めまして、
コメントありがとうございます。

メールをお送りさせて頂きました。

Coco
非公開コメント

プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのインスタとツイッター
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

    キーワード別記事

    検索フォーム

    かうんたー

    ブログランキング

    ぶろぐえんとり

    blogramで人気ブログを分析

    らんきんぐ