英語でミスすることを、怖れない。4

私が日本の中学と高校で受けた英語教育では、英語をツールとして使って他人とコミュニケーションをとることよりも、
とにかくテストで良い点を取ることを求められた。

自分が言いたいことを自由に表現することではなく、
とにかくミスをしないことを求められた。

だから私はいつしか、「英語を扱うときにはいつでも、たとえ話すときにでも、ミスをするべきではないのだ」、と思い込むようになっていった。

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私の場合、カナダに渡りESL(語学学校)に通うようになっても、毎週末テストがあって私は少しでも良い点が取れるように「勉強」したし、先生から、学校カウンセラーの人からも「ミスをすべきではない」と言われ続けた。

ESLの先生の中には、なぜかやたら生徒のミスに厳しく、発音が違っていたり動詞のSが抜けていたりするたびに”違う!”と指摘する先生もおり(生徒が10人以上もいる中でそんなことをするなんて、それはそれですごいことだとは思うのだが)、私も皆も何かミスをする度”Sorry”と言ってから言い直さなければならなかった。

その度「また間違えた。こんなこともできなくて私はダメだ。いつになったら英語が話せるようになるのだろう。。。」とヘコむ(ミスをする度、「自分は英語が話せない」と思っていた理由。)のだが、
でもミスを指摘されてその場では直せても、本当に理解はできていないから、また同じミスを繰り返した。

発音にいたっては、私はそもそも何をどう間違えているのかよく分からず、先生が”OK”と言うまで適当に言い直してその場をやり過ごすだけだった。

だから自分の英語に対する自信がなくなっていくだけで、ミスを直されることで自分の英語が上達していっている、とはちっとも思えなかった。

(でもその発音や文法のミスには厳しかった先生が、私のクラスメイトが"How can I say?"を口ぐせのように言いまくることに関しては何も言っていなかった。。
おそらくESLの先生達にとって、留学生が不自然な英語のカルチャー" target="_blank" title="カルチャー">カルチャーしか使えないのは当たり前すぎて気がつかないのかもしれない。
私は発音や文法が正しい英語で話せることよりも、英語のカルチャーを使って話せることの方が、ずっと重要なのではないかと思うのだが。→ESL英語のワナ。を参照。)

私が「英語が話せるようになっていかないので不安です。ミスもたくさんするし。。」と相談した学校カウンセラーの人にも、
「今ミスをしていたら、発音も文法も間違えた状態で憶えてしまうから、考えながらゆっくり話した方がよいです。」と言われた。

だから私はますます、英語で話すときには、ミスをしないように、口を開く前によく考えるようになった。

でも頭の中でいくら文法はこうで、発音はこうでとか考えても、結局は通じないし、考えていた通りにも話せない。。。

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ESLを卒業し、英語を個人で学ぶようになったある日のこと。

その日習ったばかりの話し言葉のテクニックを使って”何でも好きなことを話してみて”と言われたのだが、私はとっさに何を言えばいいか浮かんでこず、考え込んでしまった。
と、思いついたことがあったので、言ってみようと口を開きかけた、でもやっぱり言うのを止めてまた考えてしまった。

自分が言いたいことを、「言う前に確認しなくては」、と一瞬思ってしまったのである。

すると先生から”今何か言いかけたのに、何で止めてしまったの?” と聞かれた。

私が”・・・言う前に、文法とか合ってるか確認しなくちゃと思って。”
と正直に言うと、

”Cocoは日本語でも話す前に文法が合ってるかどうか考えたりするの?”
と聞かれた。

”日本語で?・・全然しないです。(言われてみれば!) でもやっぱりどうしても英語ではミスをしちゃいけないと思ってしまって。。”
と答えると、

”英語でミスをしちゃいけない、って何で? 僕はネイティブイングリッシュスピーカーだけど、英語でミスすることなんてたくさんあるよ。
ミスしちゃいけないなんて、そんな完璧主義でいると、何かをしようとするときにさっきみたいに自分で自分にブレーキをしてしまうからもったいないよ。
むしろCocoはミスをたくさんしたほうがいいよ。ミスしたってカバーをすればいいんだから。”
と先生は言って、その時ミスをカバーする方法なども少し教えてくれた。
日本語で言い間違えても謝らないのに、英語で言い間違えたら謝る日本人。

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ミスをする度テストからどんどん点が引かれていく/注意される「減点主義」の教育によって、
私はいつの間にか、英語を話すときにはいつでも完璧でなければならないと思うようになっていた。

本当のところ、言語に完璧なんてないのにも関わらず。。
言語に完璧はあるのか。

私は自分の母国語であるはずの日本語でも発音や文法をよく間違えることがある。
でも間違えたって気にもしない。。。


私は徐々に、英語でも何かミスをする度 "Sorry!" と言うのではなく、
”ミスして何が悪いの?” と思うようにすらなっていった。

すると「ミスをしないように・・」とビクビクしながら話すよりも、100倍リラックスして話すことができるのであった。


日本人は学校教育により、英語でミスをしてはいけない・間違えてはいけない、と思うようになるのだと私は思うが、
そんな思い込み、百害あって一利なしである。

<関連エントリ:
英語でミスすることを、怖れない。
英語でミスすることを、怖れない。2


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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダで~2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、バンクーバーで学んだある方法であっという間に英語が話せるようになりました。(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。
現在は都内企業で翻訳の仕事に従事・英語レッスン主宰・留学カウンセラーの3足のわらじを履いています。忙しいですが、とても充実した時間を過ごしています。
私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「こんなのウソに決まってる、アリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。
「英語を暗記しない」、「英語は簡単」など、常識とは反対のことを言っていますのでそう思われる方もいらっしゃって当然だと思います。
「今のまま英語の勉強を続けても英語が話せている自分が想像できない」、
「留学やワーホリを考えているが、英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?」など、今までとは少し違う英語の勉強方法にご興味がある方。英語を使って仕事にボランティアに旅行に友達作り、自分のゴールを達成するワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた「英語を暗記ではない方法で学ぶ」ユニークな英語レッスンについてはこちら→
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