英語が話せない状態で海外に渡って・・実際困ること。

私がカナダに渡って以降知り合った、日本人ではない友達から、”Cocoはカナダに来る前から英語が話せたの?”と聞かれて、

"NO. I could't speak English at all. I didn't know anything about Canada either." (英語は全然話せなかった。カナダについてもなんにも知らなかった。)
と言うと、

”Really?...You are so brave!” (そうなの?・・なんて勇敢なんだ!)
とよく言われる。

何もわからない海外の土地で生活を始めるなんて自分にはできない、Cocoは勇気があるんだね、と。 

そして私が”ははは・・・本当、自分でもかなり勇敢だったと思うよ・・" と言うと、相手も笑う。


けれどもたまに、"Really?"の後、”...but it's a waste of time, isn't it? " (・・でもそれって時間の無駄じゃないの?)”とあきれたような顔で言われてしまうことがある。

(以下、私と何人かの友達との会話を、まとめたもの。)


新しい土地で、一人で、言語もわからず、もちろんカルチャーもわからず、生活を始める。

”それってめちゃくちゃ大変じゃないの?
だって新しい土地で言葉ができない間は何をするの? 何もできないでしょう? 友達を作るにも難しいだろうし、働こうにも言葉ができなければどうしようもないじゃない。時間がもったいなくないの??”
と友達が言うので、

私が、”あなたには信じられないことかもしれないけれど・・多くの日本人にとっては、まず英語が話せるようになってから英語圏の国に渡る、というのは一般的ではないの。なぜかわからないけど、そうなの。 とにかく海外で生活をしさえすれば英語が話せるようになるんだと思ってしまうものなの。
私は英語が話せないどころかカナダについても何も知らずカナダに来たけど、それは別に私だけが特別だったわけじゃなくて、ほとんどの日本人はそうなんだよ・・。”
と言うと、

”えぇ?ちょっと待ってよ。 カナダに渡る前に、英語が話せない状態でカナダで生活を始めたらどうなるのか、あなたは想像しなかったの?
と目を丸くして言われ、

”う~ん・・あんまり・・。 だってまだカナダから遠く離れた日本にいるときに、カナダで英語なしに自分はどんな風に生活するのか、なんて、そんな時間的にも距離的にも遠いものを想像するのって難しいんだよ。”
と私が答えると、大体、相手からは憐れむような目を向けられる。

さらに私が”それでまあ、あなたもよく知っている通り、カナダで生活すれば自動的に英語が話せるようになるわけじゃない。
だからカナダで半年、1年、それ以上住んでも、結局英語が話せるようにならないまま帰国する人だって、めちゃくちゃたくさんいるのは、つまりそういうことなんだよ。
あなたが言う通り、カナダに来たはいいけど言葉ができないし他にできることもないから、私は語学学校に行ったよ。それで気が付いたら、何か月も時間が経っていた。時間は経ってたけど、私は英語が話せるようにはなってなかった。”
と言うと、

”・・私には日本人がよくわからない。何のためにカナダに来るの? 何が目的なの? ” 
と、ショックを受けたような顔で言われたことすら、ある。



新しい土地で、言語もわからず、もちろんカルチャーもわからず、生活を始める。

そんな日本人にとっての”常識”は、私の 日本人ではない友達 にとっては、まったくの”非常識”である。

とくに、カナダにワーホリで渡るどころか、そもそもワーホリという制度すらない国出身の人にとっては。

★★★★★


私がまだカナダに渡る前に、「私英語全然話せないんですが・・どうしたらいいですか? どんな勉強をしたらいいですか?」とエージェントの人に聞いたら、
「とにかく単語と文法の総復習です。あとはTOEICの勉強なんかもいいです。」と、そう言われた。

だから私は高校の単語帳と文法書を引っ張り出して、中学1年の時から散々やってきたような「英語の勉強(=暗記)」をまた繰り返した。

・・そしてカナダに着いて、自分が想像していた以上に英語が聞き取れないこと、通じないことに、愕然とした。


カナダに渡る前には、自分なりにカナダについて調べてもいた。

ネットやガイドブックやエージェントの人がくれたパンフレットには、カナダの美しい風景だったり、カナダの統計データだったり、(観光客向けの)バンクーバーの有名なレストランやショップなんかについてはたくさん載っていた。

・・でも、そこからはカナダのカルチャーなんて、少しもわからなかった。


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言葉がわからないだけでなく、カルチャーもわからないまま新しい土地で生活を始めるということの問題点は、
それはすなわち、その土地の”ルール”がわからないということにある。

カルチャーとは、そこに住んでいる人たちの考え方や価値観、行動、人と人との関係性のこと。

例えばある土地に住んでいる人にとっては、「こんにちは」と言いながら頭を下げるのが普通でも、
別の土地に住んでいる人にとっては、"Hello"と言いながら頭を下げたら、変な目で見られる。

そういう、「この場所では、こういう時にこうする・・・こう言う、こう振る舞う、こう考える」という”目に見えないルール・暗黙のルール”が、つまりはカルチャーなのである。


その土地で生まれて育った人は、成長する過程で自然に、周囲の人間の言動からその土地の”ルール”を身に着けていくことができる。

でもそうでない人にとっては、とくにその土地に来たばかりの人にとっては、何が”ルール”なのやら、さっぱりわからない。

たとえいくらその土地で使われている言語の「単語」や「文法」を暗記したって、”ルール”はわからないのである。


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ゲームでもスポーツでも、ふつう自分にとってまったく新しいことを始めるときには、まず最初に”ルール”を学ぶはず。
だってそれを知らないと、戦いようがないし、面白くもない。
ルールがわからないゲームやスポーツに参加したって、自分が不利な状態に置かれるだけなのだと、ゲームやスポーツではみんな知っている。

でもそれが言語においては、「最初にルールを理解する」ことが、ほぼ完全に、まるっきり無視されてしまっている。


海外で生活をしていても、その土地のルール(カルチャー)ではなく、自分が知っている(日本語の)ルールの範囲の中だけで思考していると・・・

混乱する。


だって(日本語の)ルールで考えて当然「こうあるべき」と思っている言動が、海外では通用しないから。

自分の「こうあるべき」に従わない相手が、自分には理解できないし、
その土地のカルチャーを無視して自分の「こうあるべき」を押し付けるだけの人は、相手にも理解してもらえない。

となると、自分の理解の範疇を超えている、”何を考えているのかわからない”相手と、コミュニケーションをとるのが段々面倒にもなってくる。

自分とは考え方も価値観も発想も生活習慣も違う、自分には予測できない言動をする"ガイジン"よりも、
同じカルチャーを共有する者同士、同じ考え方や価値観の中で話せる日本人と一緒にいる方がずっと、ラクだから。

そうなると行き着く先は、"FOLLOW THE DUCK"しか、ない。



ゲームでもスポーツでも、ふつう自分にとって新しいことを始めるときには、まず”ルール”を学ぶはず。

だったら言語でも、まずはその言語を使うときの”ルール”を知る必要があるのではないだろうか。


<関連エントリ:英語の海で、泳ぐ方法。



*お知らせ*

私がバンクーバーで個人で英語を習っていた先生は、現在バンクーバーを拠点に中国や日本でもレッスンをされていますが、現地の先生方と提携をされ、今夏からフィリピンのセブでも先生のレッスンが開始されるそうです。

フィリピンのレッスンは費用もスケジュールもサポートの内容も、カナダのレッスンとは全く違うものになっているそうですが、カナダのレッスンと同様、英語の暗記は一切しない方法で英語を学ぶことができるようになっていて、もちろん英語のカルチャーを学べる内容になっているそうです。

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私がバンクーバーで個人で英語を習っていた先生は、Skypeで英語のレッスンと、ワーホリ/留学に関するカウンセリングもされています。レッスンでは一日~数日~数週間の旅行に行ったりもします。(旅行の目的地や期間はその時々によって違います。“リアルな経験”の中で生きた英語を習得を参照。)
6月アラスカ・クルーズ旅行で撮影された写真をご紹介します。

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旅行ではインターネットが通じない場所に行くこともあるため、既にご連絡先をお知らせ頂いているにも関わらず、先生からのメールがまだ届いていないという方がいらっしゃる可能性があります。もしおられましたら至急ご一報下さい。

ご連絡は携帯のアドレスだと、パソコンからのメールを拒否するように自動的に設定されていることがあるので、携帯以外のアドレスでご連絡下さるようお願いします。
(私は先生の代理人でもなければ先生のオフィスの人間でもないので、レッスンの場所、日程や費用などに関するご質問は先生またはカウンセラーの方へ直接お願いします。)


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2014年5月7日のあたなのページにコメントをかきましたが:
他人の土俵で他人のルールで相撲を取って大変な苦労して白星をあげ勝ちぬけてくるうちに、いつの間にか他人ほ土俵が自分の土俵なり、いつの間にか他人のルールが自分のルールになってしまい、日本人のIdentityがなくなる危険があります。 外国の文化や言葉を身につけるのと自分の文化や言葉を外国で保持し続けるのとどちらが難しいでしょうか。
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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリを終えてもTOEICのスコアを持っていなかったため好奇心で受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

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